外壁塗装にかかる施工期間はどれぐらい？

外壁塗装をやり始めから終わりまでどれぐらいかかるか皆さんご存じですか？今回は工事が始まった後の工程にかかる期間や、工事中のお家のことについてまとめました。

外壁塗装の施工期間は？

率直に申します。

工事期間は最短２週間と考えておいてください。

これは、一般的な住宅の一戸建てを塗り替えた時の期間になります。

住宅を塗り替えるにはしっかりと工程と期間を守って行っていく必要があります。では、その工程と期間について見ていきましょう。

工期と実施内容のまとめ

まずは、工事期間とやる内容を一気に見ていきましょう。下の表が塗装工事の全貌です。

工事期間	工程
１日目	足場組み立て・メッシュシート貼り付け
２日目	高圧洗浄
３日目	シーリング工事・下地処理・養生
４日目	シーリング工事・下地処理・養生
５日目	屋根の下塗り
６日目	屋根の中塗り
７日目	屋根の上塗り
８日目	外壁の下塗り
９日目	外壁の中塗り
１０日目	外壁の上塗り
１１日目	付帯部分塗装
１２日目	最終確認
１３日目	足場解体

工程と期間

それでは、どのような事をするのか詳細を一つずつ見てみましょう。

１日目

• 足場の組み立て
• メッシュシート貼り付け

１日目は、まず足場の組み立てになります。作業の安全性と作業生を高めるため仮設します。

その後メッシュシートを貼ります。このメッシュシートは、高圧洗浄を行った際の飛沫や塗料の飛散を防止するためです。

２日目

• 高圧洗浄

２日目は高圧洗浄でお家をきれいにします。

高圧洗浄とは、文字通り高圧の水をお家の外壁に吹き付けて洗浄します。この工程は、外壁塗装をするために必ず必要で、チリや汚れ、古い塗膜を洗い流し、塗料の密着性を高めます。

３日目・４日目

• シーリング工事
• 下地処理
• 養生

３日目・４日目はシーリング（サイディング等の継ぎ目のゴムみたいな部分）を重ねて上から増し打ちしたり、一度除去し、打ち替える作業を行います。

次に、下地処理として外壁のひび割れ部分の補修や、高圧洗浄で落ちなかった汚れをさらにきれいに落とします。

それからマスカーや養生テープを使用して養生を行います。養生は、窓・ドア等に塗装がかからないようにする場所や、そもそも塗装をする予定でない場所を保護するために行います。

５日目

• 屋根の下塗り

５日目にしてようやく塗り替え工事に入っていきます。屋根の種類や材料によって、シーラーやプライマー（下塗り材）を塗っていきます。

この作業を行うことで、下地を強化し塗料の密着性を高めます。

• 屋根の中塗り

６日目は中塗りです。中塗りには上塗りに使う塗料と同じ塗料を使います。塗料を塗り重ねることで、より強固な塗膜を形成します。

７日目

• 屋根の上塗り

下塗り・中塗りときて、７日目に屋根の上塗りです。

これらの作業は、一度塗ったら乾燥させる必要があります。この、乾燥作業を行うことで、しっかりと塗料同士を密着させメーカ保証の耐久性を発揮させることができます。

８日目

• 外壁の下塗り

屋根の塗装が終わったら次はようやく外壁工事になります。８日目にして外壁です。

外壁の下塗りも、屋根の時と同じく、下地の強化と粘着生を増す事ができます。

９日目

• 外壁の中塗り

９日目に外壁の中塗りです。こちらも上塗りに使う材料を使って中塗りをおこなっていきます。

１０日目

• 外壁の上塗り

１０日目は外壁塗装の上塗りです。

これでようやく、屋根の３回塗りと外壁塗装の３回塗りが完了しました。

１１日目

• 付帯部分の塗装

１１日目に付帯部部を塗装します。

付帯部分というのは

• あまどい
• 破風/鼻隠し（屋根のサイド部分）
• 幕板（１階と２階の間の外壁）
• シャッターボックス

等の部分のことをいいます。

１２日目

• 最終点検

１２日目に全体の確認をします。基本的にはお客様立ち合いで、塗装の仕上がり状態を確認します。

１３日目

• 足場の解体

最終日に足場を解体して終了となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

塗装を業者にお願いするときは、行うべき工程や手順を守っている業者か確認しましょう。

「工期を短くできます！」のような事を言われた場合は本当に大丈夫でしょうか。残念ながら、業者によっては工期を短くして回転率を上げたいと考える業者も存在します。もしそのような業者に施工を依頼してしまったら、お客さまにとってはいいことはありません。

しっかりとした説明やアフターサービスがある業者を選んで、後悔のない塗装工事を施工してもらいましょう。